10月30日放送分の鉄腕ダッシュにて『反射炉』をつくるという誠にクレージー壮大な企画が始動するようです。
反射炉とは製鉄に使う物。。。くらいの知識しかありません。
製鉄と言えば、もののけ姫でお馴染みの
たたら製鉄
が有名ですね。
そこでたたら製鉄と反射炉とは何かや、生成される鉄の違い等を調べてみました。
しかし、TOKIOの面々どこに向かって行くんでしょうね。自給自足でジャニーズ帝国でも独立させるつもりでしょうか?
たたら製鉄と反射炉の作りの違い
たたら製鉄
日立製鉄より引用
このような作りになっています。平たく言えば単純に炭やコークスなどの火のなかに原料の砂鉄をいれて高温で溶かして鋼の元になるけらと呼ばれるか、けらよりも炭素が多く含まれるズクと呼ばれるものを取り出す仕組みです。
もののけ姫でアシタカが踏んでたやつですね・
直接鋼を作る『けら押し法』とズクと言われる銑鉄(精製度の低い鉄)をつくる『ズク押し法』があります。
反射炉
こちらは直接熱源に精製度の低い銑鉄(上のズクですね)などの材料鉄を熱せず一度別室で燃焼させた輻射熱で鉄を生成する方法です。予め得た鉄が原料の為たたら製鉄よりはるかに純度の高い鉄が出来上がります。
砂鉄から得る為ではなく精度を上げる為の炉ですね。
上記の炉より文明度はかなり高いですね。
つまり、ダッシュ島は古い農具を再生さすのが目的なので原材料をつくるたたら製鉄ではなく反射炉がいる・・・というわけです。
ちなみに耐熱煉瓦のつなぎにダッシュでお馴染みの『三和土』が使われていたようです。
三和土大好きですね
製鉄と一括りにいってもいろいろありますねー。知りませんでした
出来る鉄の違いは?
たたら製鉄
たたら製鉄では、そもそも製鉄の目的がズク(銑鉄)取るかケラ(鋼)を取るかで違ってきます。ズクとるときの材料も赤目砂鉄というチタン分の多い砂鉄を原料とし、炭素が多く含まれる固くもろい鉄が取れます。一方ケラを取る時は真砂砂鉄というチタン分の少ない原料を使います。こちらのケラから状態のいい部分が日本刀の原料の玉鋼等に加工されます。
ズク(銑鉄)は炭素量が多く溶けやすい性質の為、鋳物にしたり、さらに炭素を抜く加工をして左下鋼(さげはがね)や包丁の原料になります。
反射炉
こちらも調べてみたらとてつもなく長い説明になるので要点だけ。
上記にも書いたように基本精製する為の炉なので、鉄の出来は材料鉄(銑鉄)の品質に左右されるます。質の悪い原材料だとスカルと言われる空洞ができやすくなるそうです。なぜ直接製鉄(たたら製鉄のような砂鉄から直接鉄を得る方法)からこのような炉が生まれたかは銑鉄状態で外国から買ってくることが出来るようになったからであると考える事ができます。
まとめ
たたら製鉄→砂鉄から鉄を得る為の方法
反射炉→砂鉄などから直接的に(たたら製鉄などで)えた銑鉄を精製するための炉。
最後までご覧いただきありがとうございました!