
目隠しして、サッカーできますか?
真っ暗中で音と感覚だけを頼りに全力疾走できますか?
そんな超人のようなスポーツが『ブラインドサッカー』です。
気になってみたのでちょっとルールなどについて調べてみました。
目次
ブラインドサッカーって何?
ブラインドサッカーは全盲の方が活躍するサッカーで、健常者がゴール裏やコートサイドから支持を出すたりしながらアイマスクをした視覚障害者がプレイするサッカーで基本的にはフットサルのルールを土台にしています。
大きな特徴としては
- 音の出るボール
- 『ボイ』という掛け声
- ゴール裏とキーパーは目の見える方 コートサイドには監督
の3つがあげられます。
ボール
ボールはシャカシャカと音が出るのでその音を頼りにフィールドプレーヤーたちはプレイするのですが、想像してみてください。目を閉じてシャカシャカなるボールの正確な位置つかめますか? 試しに目を閉じた状態で5m先のなってる携帯電話探してみてください。
予想以上に時間かかると思います。しかも実際のボールの音は携帯より小さく回りのプレーヤーの気配でさらにわかりにくくなってるハズ。
掛け声
相手のフィールドプレーヤーに向かって行く時は、『ボイ』と掛け声をかけなければなりません。もちろんこれは目の見えない状態で過剰な接触を防ぐ為です。声かけをしないと反則とられたりします。ちなみに『Voy』とはスペイン語で『行く』って意味です。
行くで~!!!って感じでしょうか?覚悟してください。
目の見えるゴールキーパーと監督、ネット裏の『コーラー』と呼ばれる人達
キーパーとコーラーは目の見える人が担います。『コーラー』は敵陣のネット裏に陣取り、フィールドプレーヤーに敵陣ゴールの場所を教えたり支持を出したりします。
ゴールキーパーは逆に味方にゴールを守るための指示を出し監督は選手交代の権限やフィールド中央あたりの選手への支持を声でするためにコートサイドに陣取ります。
ちょっと考えてみてください。海でスイカ割りしたことありますか?
あれもなかなか割れなかったりしませんでしたか?『前々!ちょっと右‼行き過ぎ!!まっすぐー!! ソコ! ドガぁ! 』で結局失敗・・・とか経験ありません?
その状態でサッカーするなんてどんだけ信頼関係むすんでんねん!
と尊敬してしまいます。見えない恐怖<信頼が成り立ってるんですね!
大まかには以上が普通のサッカー(フットサル)と違う部分です。
でも実はそこまで激しくないんじゃないの?
正直筆者もみるまではそう思ってました。ではこちらをご覧ください。
どうでしょう?正直筆者の10倍上手いです(悔)
激しく声を掛け合い、走り、足を振りぬく!とても暗闇のなかの動きとは思えません。
黒田智成選手って?
名前(ローマ字) | 黒田智成(Tomonari Kuroda) |
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ポジション | MF、FW |
生年月日 | 1978.10.9 |
出身地 | 熊本県 八千代市 |
所属チーム | つくばアスティガース(2002~2004)→とこちゃんず(2004~2005)→たまハッサーズ(2005~現在) |
日本代表暦 | 2002年8月 日本・韓国・ベトナム視覚障害者サッカー交流大会 2002年11月 2002国際視覚障害者サッカートーナメント 2003年11月 第1回アジア視覚障害者サッカー大会 2005年8月 第1回IBSA視覚障害者サッカーアジア選手権大会 2006年11月 第4回IBSA視覚障害者サッカー世界選手権大会 2007年8月 第3回IBSA視覚障害者スポーツ世界大会 2007年10月 第3回IBSA視覚障害者サッカーアジア選手権大会 |
ライバル | 特になし。自分自身がライバルです。 |
個人タイトル | <国内> 第5回 日本選手権(2006)MVP 第6回 日本選手権(2007) MVP 第7回 日本選手権(2008年度) MVP <その他> 日韓交流サッカー大会(2002)MVP アジアフレンドシップップ(2002)MVP |
プレースタイルが似ていると思うサッカー選手(もしくは目指している選手) | ハビエル・ザビオラ(レアル・マドリッド) |
ニックネーム | トモ |
趣味 | 身体を動かすこと、植物を育てること |
オレにとっての「目じゃねぇ」ことは? | アジア、世界のライバルに勝つこと。 |
一言 | 誰よりも熱く、激しくボールを追いかけます!! |
出典SOCIO公式サイト
輝かしい経歴ですね。ライバルのところの『特になし。ライバルは自分』の言葉の重さが違います。黒田選手は生後僅か3ヶ月の時に片目の癌が見つかり摘出。その後6歳の時に反対側の目にも癌の疑いがあり摘出したのですが、なんと結果的にそれは癌ではなかったそうです。しかし黒田選手は『光を取るか命をとるかの選択』として間違ってはいなかったとされているそうです。このエピソードからも黒田選手の心の強さが垣間見れる気がしますね。
勇気のシルシに出演
黒田選手をピックアップして10月放送してたのですが、残念ながら本日最終のようです。
筆者はテレビ欄見ていて気になったので調べてみたのですが1回目からみたかったですね。
まとめ
ブラインドサッカーはスピード感あふれるスポーツ
健常者と障害者のコミュニケーションなしでは成り立たない
黒田選手尊敬します。
以上最後までお付き合いありがとうございます!