こんちは!管理人のハバネロです
皆さんは会いたい人っていますか?
初恋の人、引っ越したきりの親友
もしかしたら手の届かないアイドルかも
しれません。
1月17日のアンビリバボーでは
中国の西湖にかかる橋
断橋が会いたい人に会える伝説の橋
として紹介されます。
その橋で一人っ子政策の為に
やむなく離れ離れになった親子の
ドキュメントを放送するみたいなの
ですが、そもそもの断橋の
会いたい人に会える伝説について
を調べてみたいとおもいます。
会いたい人に会える伝説の橋中国西湖の断橋
中国の杭州にある西湖。日本では富士五胡の
ほうが有名ですよね(笑)
世界遺産にも登録されている湖で
西湖10景という観光名所の多い
所としても有名。
断橋残雪、平湖秋月、曲院風荷、
蘇堤春暁、三潭印月、花港観魚、
南屏晩鐘、雷峰夕照、柳浪聞鶯、
双峰挿雲の10か所が古い詩画に
残っていることから10景と
名付けられたようです。
会いたい人に会える伝説は白蛇伝
古くから中国に伝わる民間伝承のひとつ。
その言われは正確には不明なのですが
時代と共に改変や新たなストーリーが
くわわり、様々な話として語られています。
かなり砕けた感じでまとめてみました。
元々は、ヤマタノオロチよろしく
白蛇のバケモノが旅人を食べるような
お話だったのが、いつしか白蛇の精と
青年のロマンスの話へとかわってきて
今につたえられています。
簡単なあらすじとしては
長い年月を経て人化の法を得た
白蛇と青ヘビの精が、西湖のほとりで
暮らし始めます。
許仙という薬師が杭州の場内にすんでおり
墓参りの帰りでした。
大雨にあったので西湖の断橋から船を使って
帰ろうとするとき、白蛇の精は許仙を見かけます。
白蛇の精は許仙に一目ぼれをしてしまい、
船に同席できないか頼み込み、それに応じて
白蛇の精と一緒にいた青ヘビの精を乗せます。
対岸につき、まだ雨の降りしきる中、
許仙は、後日返してくれればいいからと
二人のヘビの精に自分のカサをかし
あたえ、自らは雨に濡れて去っていきます。
イケメンすぎる!!古代中国から
イケメンテンプレがあったのにびっくり
です。
そして傘のを返してもらおうと許仙は
白蛇の精の元へおとずれ、盛大な
歓迎をうけます。
今では嘘~と思われる話ですが、伝説なので
何とその日のうちに婚礼の儀を取りおこなう
手はずに。
しかし、式にかけるお金がなかったので
青ヘビの精が法術で役所から銀をくすねて
しまいます。
この事が役所にばれ、そのお金で式を挙げた
許仙はつかまり鎮江へながされてしまい
ます。
愛する人に会いたい一心で許仙を探す
白蛇の精はやっとの思いで許仙をさがし
だし、鎮江で慎まやかに暮らし始めます。
しかしその幸せは長く続かず、鎮江の高僧
が許仙の妻が白蛇の精である事を見抜き
魔物と人が一緒になる事を許しはしません
でした。
許仙もまさか自分の妻が白蛇の化身である
とはつゆ知らず、初めは高僧の話をしんじて
いなかったのですが、根負けしてしまい、
自分の妻の正体を確かめることになります。
ある日白蛇の精にお酒を進めると
白蛇の精はよっぱらって人化の法を
解いてしまいます。
これに驚いた許仙はショックのあまりに
卒倒。
酔いから覚めた白蛇の精は、この失礼極まりない(笑)
許仙をそれでも案じて蓬莱島(中国の伝説の島)
にある仙薬を取りに行き許仙にのませます。
一命をとりとめた許仙ですがその後も
高僧からは白蛇の精との関係をやめる
様に言われ続け、遂には高僧の言う通りに
お寺に一度行く事にしました。
お寺にむかった許仙は高僧に軟禁されてしまい
白蛇の精と会う事を禁じられてしまいます。
嘆き悲しんだ白蛇の精は夫に会うために
武力行使に出ます(笑)
西湖に住むエビとカニの精の力を
借りて長江を逆流させて高僧の寺を
水没させる実力行使にでると
高僧も神通力を駆使して召喚獣よろしく
天の兵をよびだし迎え撃ちます。
両者激しい戦いに身をとうじますが
その時、実はすでに許仙の子を身ごもって
いた白蛇の精は力を出し切れずに敗走。
人外の戦いを横目に一人にげだしていた
許仙は地元の抗州へもどってきていました。
そして再び白蛇の精と許仙が再会したのが
西湖の断橋の上でした。
白蛇の精は許仙が高僧のいう事を信じた
事を攻め、青蛇の精は許仙に制裁をくわえ
ようとしますが、許仙はこれを悔い改め
反省します。
その後、三人の怒りの矛先はイラン世話を
焼いた高僧へ向けられ、高僧を打ち負かし、
許仙と白蛇の精の親子三人で
幸せに暮らすという物語。
とまぁこんな感じですね。
いくつか派生した物語があり、これは
そのうちの一つです。
日本の浦島太郎でもいろんなパターンが
あるのと一緒ですね(笑)
ちょっと変わった浦島伝説の記事は
こちらになります。興味ある方は一読どうぞ。
会いたい人に会える伝説の橋の
由来は多分この白蛇伝の
許仙と白ヘビの精の故事から
来てるのだと思います。
話をみてると所々猿蟹合戦や
耳なし芳一を彷彿とさせる話に
なっており、何処の国にも
似たような伝承はあるんだなぁ
という印象です。
正直、もっと橋をフィーチャーした
話かなと思ったのですがたまたま
断橋が二人のはじめてあった場所と
再会の場所であった。
くらいのこじつけしか理由がなくて
ちょっとロマンス不足な気がしました(笑)
以上、会いたい人に会える伝説の橋について
でした!最後までご覧いただき
ありがとうございました!