
東京の小学校で起きた集団食中毒。
これの原因がキザミのりではないか?との報道がありましたね~。
食中毒と言うと、生ものを放置したら起きるイメージがありますよね。
今回の食中毒はキザミのりが原因と言われていますね。
家の戸棚とかに入ってませんか?キザミのり。
なぜこのような事が起きたのでしょうか?製造上に問題が?
気になったので調べてみました。
- 今回の食中毒の原因菌ノロウィルスについて
- 製造上の不備はないか?防御策は?
- キザミのりへの混入経路は?
- まとめ
以上の内容でお送りいたします!
今回の食中毒の原因菌ノロウィルスについて
報道によると立川市のキザミのりと同じものを昨年集団食中毒の起きた御坊市の小学校でもつかわれており、検体からノロウィルスが検出されたそうです。
ここで、簡単にノロウィルスの特徴と症状について
まず潜伏期間は約1日~2日ほどであらわれます。
症状は吐き気、嘔吐、下痢、38度程度の発熱等です。
症状自体は重篤になる事は少なく、多くの場合は3日くらいで治癒に向かいます。
ではなぜノロが怖いのか?それは感染経路によって爆発的に患者がふえるからです。
その特徴は
- 少ない数での発症
- アルコールや高温に対する耐性
- 乾燥にも強い
- 酸にも強い
などなど、とてもハイスペックな菌なのです。もちろん次亜塩素酸などでは不活性化します。アルカリには弱いようです。
ここでのポイントは何故ノリに?という事です
製造上の不備はないか?防御策は?
通常海苔は、まず真水で洗ってゴミを取り除き細かく砕いて和紙のようにスキあげて乾燥させて作ります。更に焼きのりであればここから焼いてパリッと感と香ばしさをだしていくのですが、詳しい温度は解りませんでしたが、恐らくは死滅するかしないかの温度帯だとおもいます。
80度~90度で1分半くらいで死滅するのですが、海苔ってどのくらいで乾燥させるんですかね?このくらいの温度帯で乾燥させてそうですけど、どうなんでしょう?
そもそも、海苔自体普通に製造する上ではノロウィルスによる食中毒の可能性はすごく低いのです。牡蠣などの2枚貝などはノロウィルスを持ったプランクトンなどを食べるので生物濃縮によって発症する数まで菌を蓄えるのですが、海苔自体はプランクトンたべたりしないので生物濃縮が起こらない為なのです。
ではなぜ今回の事件が起きたのか?
続きは2P目へ!海苔への侵入経路とは?