こんにちは!管理人のハバネロです!
偉人紹介バラエティとして管理人は
認識してるなぜそこに日本人。
今回はインドで尊敬されている
【タツマル】なる人物について
調べてみたいと思います。
インド以外でも農耕や治水事業で
有名な日本人海外に結構いててびっくり
しますよね。
技術の日本って感じがして誇らしい
です。尊敬しますよね。
インド以外のすごい日本人の記事はこちらもどうぞ
インドユーカリグリーンファーザー、タツマルこと杉山龍丸の経歴は?
- 名前:杉山龍丸
- 生年月日:1919年5月16日
- 出身地:福岡県
1919年といえばドイツのワイマール憲法
制定の年ですね。語呂合わせ暗記法で今でも
おぼえています(笑)
タツマルさんの祖父茂丸は
激動の明治を生き抜き、
貧困から政界の黒幕とよばれる
様になるまで上り詰めた傑物であり
父は、日本屈指の作家夢野久作。
タツマルさんは父が作った
3万坪(4万とのはなしも)の畑で
農業を父に教わりながら過ごしたそうです
もっとも、杉山農園自体は経営に失敗
したらしい。
タツマルさんの経歴をみてみると
中学卒業後は陸軍士官学校へ
士官学校は当時はエリートコースへの
登龍門でした。
2次大戦を経て、日本へ無事もどった
タツマルさんは初めは厚生省の援護局で
家族に兵士の戦死を伝える仕事を
していたそうです。
36歳の時、士官学校時代の同僚が
インド人の青年の面倒を見て欲しいと
タツマルさんを訪ねます
そこで、父の遺産になってしまった
杉山農園をインド人留学生の為に
使用することをかんがえます。
インド人の青年たちは農作業の技術を
習得しようと一生懸命働きました。
今でも日本でしている技術研修生という
もののハシリだったのかもしれないですね。
そうした一生懸命な姿をみていると
タツマルさんはインドの困ってる人を
助けたいという気持ちになったんだそうです。
タツマル、インドの緑化に着手する
42歳の時にタツマルさんは初めてインドへ。
窓から見る景色は想像以上に過酷なものでした。
農作物を育てる環境からは程遠い
荒れた土地が広がっていたといいます。
そこでタツマルさんはまず緑化を進める
ことからはじめます。
そこで考え出されたのがユーカリの木の植林。
地中に根を深くはり、水を吸い上げるユーカリ
の木をもって土壌に水がたまりやすくなる
事を狙ったものでした。
地元民の助けを借りたいところですが
今を生きるだけで精いっぱいの人ばかり
なかなか思うようにはすすまなかったそうです
それでも、タツマルさんの行動に共感して
徐々に植林の輪が広まってきたといいます。
そうして470km総本数26万本の
ユーカリの木が国道沿いに植えられ土壌
改良は成功。
けかとして小麦やイモの栽培も可能になり
タツマルさんは緑化の父とインドで尊敬を
あつめるようになったそうです。
タツマル大干ばつで畑を売却
順調にいくと思われたタツマルさんの
緑化事業ですが、ここでピンチが訪れます
ユーカリに続き、次は州政府から難題を
たのまれます。
地盤の緩い土地の土壌改良。
そこはシュワリックレンジと言われる地域で
非常に乾燥しており、地滑り多発する地域
だったそうです。
これにタツマルは地元のサバダールという
植物に目をつけます。
この植物は乾燥地帯でもよく育ち
乾燥した斜面に根を張って土砂崩れ
を防ぐ効果がきたいされました。
そうしてはじまった新たな土壌改良
でしたが、記録的な大干ばつが発生
してしまいます。
国としても対応に追われ、緑化事業
どころではなくなり、やむなく事業は
休止に追いやられてしまいます。
タツマル、私財をなげうち植林再開
タツマルさんは国連へ助けを求めます
しかし、当時のインドではバリバリの
カースト制度がのこっており、身分の低い
人ほど戸籍もなく餓死しても数にはいらない。
つまり、大干ばつでの死者の影響を
提示する証拠がない。インド政府も
餓死者0と発表していたそうです。
ホンマならヤバいですね(;'∀')
とりあえず餓死者0なら国連も動けず
やむなくタツマルさんは自身の杉山農園を
すべて売却。
緑化事業の資金にしたのでした。
タツマルの死後も後を継ぎ・・
私財をなげうち、不毛の大地の緑化に
励んだタツマルさんですが1987年に
おしくもこの世を去っています。
その遺志を継ぎ、不毛の大地シュワリックレンジ
の植林は続けられ現在は緑におおわれているそうです。
こうしてタツマルさんの功績により
不毛の大地は緑の大地へと生まれ変わった
そうです。
あとがき
いやはや、確かにこれは尊敬されますね
すばらしい。
でもこの話、日本ではあまり知られていない
そうです。
タツマルさんの行動に協賛してくれる
企業もなく、国連が動かないので日本政府
も動けなかったのでは?と推測もされます。
そこで私財をなげうち人を救う。
徳を積むってこういう事をいうんでしょうね。
以上最後までご覧いただき
ありがとうございました!