
こんちは!管理人のハバネロです!
皆さんはオルゴールをお持ち
でしょうか?
ちょっとした旅行先でオルゴール
館などあった時お土産にされて
買って帰ったりしたことも
あるとおもいます。
10月11日のアンビリバボー
ではそんなオルゴールにまつわる
エピソードを紹介するそうです。
2004年、愛知県名古屋市にあるデパート名鉄百貨店で、山森は小さなオルゴール店を開いていた。そんなある日、高齢の男性客がやってきた。聞けば『すみれの花咲く頃』という曲のオルゴールを50台探しており、期限は2週間しかないという。若い頃から宝塚の大ファンだった妻の四十九日法要に香典返しとして、オルゴールをプレゼントしたいということだった。必要な最低数は45個。しかし、店にあるのは1個。山森は業者に連絡したが、用意できたのは30個程度。
という予告文なのですが
香典返しに妻が好きだった
宝塚にちなんで、
「すみれの花さく頃』の
オルゴールをチョイスする
なんてすごくいいセンス
ですね。
と変なところで感心
してしまいましたが、
予告にあるように全く
数が足りません。
どうやって解決したのか?
番組に先んじてしらべて
みたら結構有名な話だった
みたいですね。
ちょっと要点だけご紹介したいと
おもいます。
すみれの花咲く頃のオルゴールを集めた感動の話とは?
こちらの話は書籍となってご紹介
されていました。
要点をかいつまんで話すと
70歳くらいの初老の方が
妻の49日の香典返しとして
妻が大ファンだった宝塚でも
よく使われる名曲。
すみれの花咲く頃の音楽がなる
オルゴールをお求めにいらした。
名古屋中の百貨店で商品を求めたが
何処にも「すみれの花咲く頃』を
奏でるオルゴールがみあたらず、
つかれた足に鞭打ち最後の
頼みとして山森さんのところへ
来たそうです。
運よく、一つだけ在庫があった
ものの、香典返しとするわけです
からまとまった量が必要になります。
ひとつだけあっても仕方がない。
いわばここで在庫しかないですと
いう事もできたはず。
しかし山森さんは上記のような理由が
ある事を知るとどうにかしてあげたいと
思ったそうです。
しかし、通常、48個もの同曲の
在庫を抱えている問屋はなく、
メーカーに受注生産を頼む場合は
最低ロットは100台だったそう。
とても一店舗が抱えれる
在庫ではありません。
そこで山森さんがとった行動とは
日本各地にあるオルゴール館に
手あたり次第当たる事。
すると運よく10件のオルゴール館で
在庫が見つかります。
そして更なるお願いをオルゴール
館に頼みます。
その「すみれの花咲く頃」のムーブ
メント(音楽ならす機構)を取り外
し、別の曲に変えて、すみれのムー
ブメントを返品してもらい、その返
品されたムーブメントを山森さんが
買い取るという段取りをとる様にお
願いします。
ひとりひとり、オルゴール館の担当者に
事情を説明し、何とか30台のムーブ
メントを確保。
8台はムーブメント部分だけオルゴ
ールの定価で買い取り、残りの10台
は箱ごと買い取ります。
そしてお客様が希望する5種類の
箱にムーブメントを取り付けます。
香典返しの相手の額や好みに応じ
た結果5種類になったのですが
ものすごい手間がかかっています。
この行為について山森さんは
「もちろん私も商人なので損得
勘定はします。しかしお客様
の曲への思い入れを聞いてしま
うと願いをかなえてさしあげたい
という気持ちが勝ってしまうのです。
1円でも黒字になればいい、なんとか
したいなと。。。」
と語っています。
損得勘定だけならぶっちゃけ
大損でしょうね。
費用対効果が悪すぎます。
しかし、この山森さんの
献身的な対応は当然のごとく
お客様の心に響き、
香典返しの品の中に
オルゴールを集めた経緯や
森山さんの行動への感謝の
気持ちがしたためられていた
そうです。
さすがに恐縮して最初は山森さんは
そのメッセージカードを辞退したが
ったそうですが、お客様のほうから
どうしてもという要望で香典返しの
中にいれられたそうです。
お金じゃなく気持ちで起こした
行動は胸を打つものがありますね。
山森さんのオルゴールに救われた
人は他にもいるようです。
名鉄百貨店の伝説のオルゴールショップの山森万睦のエピソードは?
他のエピソードも感動的です。
山森さんのオルゴールショップに
訪れ、名曲「アメージンググレース」
のオルゴールをお求めのお客様が来店。
オルゴールの有名メーカーの
リュージュ社の物を指定しての
注文でした。
かなりいい品なのですが
台数も10台。
これは何かあるとおもった
山森さんは事情をうかがいます。
すると何とそのお客様は
癌で余命半年と宣告されて
おり、お世話になった方に
お礼の品としてアメージング
グレイスのオルゴールを
贈りたいと申されます。
なかなか、自分の死に直面
した人ができる行動では
ないと感じ取り、要望を
聞き入れます。
しかしここで問題が発覚。
リュージュ社はアメージング
グレイスの曲でオルゴールを
作ってないのです。
理由はリュージュ社のオルゴ
―ルは伝統的に作曲家の名前
もしたためており、
アメージンググレイスは
作曲者不明の曲。
オルゴールの楽譜から
つくらねばならず
その場合は何と
一台50万かかります。
しかも最小ロットで20台。
残りの10台は店舗買取と
なるわけです。
なかなか50万のオルゴールが
売れるとはおもえません。
普通ならここで無理と
お断りする案件であっても
良いと思います。
しかし山森さんは迷わず
発注をかけます。
やはりお客様の為にという
想いがかったそうです。
なかなかできないですよね
不良在庫を500万円分
抱えることになるかも
しれない。。。。
筆者にはとてもできない
です。
他にもこんなエピソードも
あります。
山森さんのオルゴールショップに
若い女性が来店されます。
当時山森さんのお店には
シンギングバードと呼ばれる
鳥の鳴き声を模した
オルゴールが置いてあり
彼女はそれに一目ぼれ
します。
しかし彼女は大学生に
なったばかりでお金も
ありません。
しかもそのオルゴールは
45万ほどしたそうです。
欲しい気持ちを我慢して
その日は買わずに女性は
帰られます。
あくる日、その女性が来店し
山森さんに「銀行で積み立て預金を
始めました。頑張って貯めます』と
告げに来たのです。
勿論正式な取り置きの約束
ではありません。
女子大生がただ単に言ってる
だけという見方もできます。
しかしその姿をみて彼女に
買ってほしくなったんでしょうね。
山森さんはそのシンギングバード
のオルゴールを店の奥にしまい、
店員に彼女がきたら出してやって
くれ。それまでは売らない様に。
と釘を刺します。
そして3年半後、しっかり貯金を
貯めた彼女が来店します。
山森さんは彼女に
「とってあるよ」と一言だけ
かえし、彼女は念願の
シンギングバードを買う事が
できたそうです。
この話も経営的にみれば、売れるかも
しれないチャンスをすてて
買わない可能性のある
女子大生の為に取っておく
という普通ではできないような
行為をしてますね。
45万の商品を売る機会を
逸してまで女子大生の為に
取っておくのは普通はしない
でしょう。
こういった店主のいる
お店って魅力的ですね。
さて、名鉄百貨店には
今現在山森さんのオルゴール店は
ないようです。
では今現在山森さんのお店は
どこへいったのでしょうか?
2P目に続く!どうぞ次ページへお進みください